1985年、幼児教育の理想を求め、手稲山南東山麓に広がるこの丘に、宮ノ丘幼稚園は誕生しました。それから23年経た2008年11月に現在の園舎が竣工し、本園は第2の誕生ともいえる大きな進化を果たしました。
2019年、日本は令和という新しい時代を迎え、さらに翌年には新型コロナウイルスの世界的なパンデミックがあり、人々の生活スタイルに大きな変化をもたらせました。そしてそれは教育の世界にまで大きな影響を及ぼしました。
私たちはこの時代の変化の中で、子供たちの未来がよりグローバルなコミュニケーション能力を必要とする時代であることを確信し、そのための教育法や、グローバルスタンダードな世界につながる幼児教育が必要だと思っています。
芽吹いたばかりの新緑の輝き、風の匂い、鳥の声、馬の温もり、純白の雪の冷たさ。土に触れ、水で遊び、虫を追いかけ、草花を摘み、畑を耕し実りを味わう。
五感を通して得られる数々の実体験と多くの人との心を通わせる生活は、この世に生まれた尊い命が、健全な心と体を持った人間へと育っていく上で欠くことができない、とても大切なものであると考えます。
また、同時に世界環境への関心、問題意識を、自然の中で体感したことから強く持ち続けてくれるものと思います。
私たちは、この自然に恵まれた豊かな環境を存分に活用し、望ましい形で子供たちの成長に寄与するべく、独自のプログラムを数多く取り入れています。
そして、そのカリキュラムを高い専門性を持った指導者と深い愛情、きめ細やかな心配りで接する教諭が協力して指導することにより、子供たちは楽しみながら、いつの間にか素晴らしい成長を遂げてくれるのです。
全ては子供たちの未来のためにー
私たちはこの志をいつまでも持ち続け、前進していきます。
宮ノ丘幼稚園 園長 三浦 康暢